金融の仕組みは全部ロスチャイルドが作った 【安部芳裕】
- 作者: 安部芳裕
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 文庫
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いわゆる陰謀論で、ふだんはあまり読まないジャンルですが、感想としては「よくできてる」なあと。
金融の仕組みや、日本の政治体系などを作った(総理など)個人を見ていくと、ものすごく深いつながりがあり、「こいつらで全部決めてるんだ」という著者の主張もすべてがでたらめとは思えません。
最初のほうにお金に関しての仕組みを述べられており、
「一つの村に銀行が入りお金を貸し始めると、最終的にはほとんどの人が返済に追われて貧しくなります」
みたいなことが書いてありましたが、これは意図的に貿易や経済規模(パイ)の拡大を無視した論理であり、よろしくないなと感じました。
最後に参考文献としておそらく70冊ぐらい紹介しておりますが、少なくともこれだけの文献が出ているということは、こういう考え方が海外でも一定の支持を得ているのだなあと感じさせます。
なので繰り返しになりますが、この本のいくつかの部分は真実をついているのだと思います。