大本営発表という権力 【保坂正康】

大本営発表という権力 (講談社文庫)

大本営発表という権力 (講談社文庫)

前回読んだ保坂さんの本が面白くて続けて読んでみたのですが、こっちは非常に細かくやや感情的な書き方だなあと思いました。

保坂さんは大本営発表を批判していますが、(特に終盤で)都合が悪くなると曲解した発表をするというのは、国民性というよりも人間組織そのものに備わった性質のような気がします。(いい例が浮かばないのであんまり説得力ないですが、アメリカのイラク戦争なんかもそんな感じじゃないですかね。。。)

今は便利な時代なので、国民を一丸にするような報道とかは難しいですよね。(マスコミの皆様はこりもせずに頑張っていますが…)