ラミ流 【アレックス・ラミレス】

ラミ流―How to succeed and be positive

ラミ流―How to succeed and be positive

巨人で四番を打っているラミちゃんの簡単な自伝です。

日本に来て初めてのキャンプから話が始まるのですが、メジャーリーグとのさまざまな違いに正直な気持ちを綴るラミちゃんが面白いです。

最も活躍した助っ人外国人の一人だと思いますが、成功の秘訣は「とにかく今の環境を受け入れて、アダプトする」ことだと感じさせられます。メジャーとまるで違う環境であっても、「日本ではこれが普通なんだ」と思って頑張れることが、とにかくすごい。
どんな人でも、何事においても、環境を受け入れて適応することはすごく大事なのに、なかなかできないことが多い。それくらい難しいことだと思います。

ラミちゃんは、最初一年だけ日本でプレーしてすぐ帰る予定だったそうですが、今は日本をすっかり気に入ってくれて、オフシーズンでアメリカにいる時も、しばらくしたら「早く日本に帰りたい」と思うそうです。それは、日本人として(少なくとも私個人は)、とっても誇らしく、喜ぶべきことだと思います。

外国人初の2000安打まで、確かあと300本切ってたと思います。順調にいけば達成できると思うし、すごく応援しています。
そして、いつかはどこかの球団の監督になってほしいです。

私は、もともとラミちゃんが好きだったし、この本を読んでさらに尊敬するようになりました。